OSICAフロアルール

はじめに

 「OSICA」イベント参加者の皆様に公平で楽しいゲーム環境を提供するため、そして、より推しを深めていただくために、OSICAのイベントに参加する際の案内を「OSICAフロアルール」として記載いたします。
 参加者の皆様は、ルールを守り、お互いを尊重し、楽しいイベントを目指しましょう。

参加者は主催者の指示に従って下さい

 イベントには「主催者」という立場の人が存在します。主催者はイベントを運営するスタッフであり、責任者でもあります。参加者は、主催者の指示に従って下さい。
 OSICA公式が開催する「公式イベント」では、OSICAイベントスタッフが主催者です。店舗様や個人主催者様が開催し、OSICA公式が開催を認めた「公認イベント」では、店舗様や個人主催者様が主催者です。

主催者によるフロアルールの追加や変更

 主催者は、原則としてフロアルールにのっとり、イベントを運営して下さい。
 主催者は、主催者の判断で、フロアルールの一部を変更する、独自のフロアルールを追加できます。そうする場合、事前に参加者へ告知して下さい。

道具について

 カード、デッキ、スリーブ、プレイマット、筆記用具、カウンターなど、OSICAのゲーム中に使用するものや机の上に出すものをまとめて「道具」と呼びます。
 下記の道具は使用できません。

・公序良俗に反するもの
・ゲームやイベントに支障があるもの
・非正規品(海賊版、版権未許諾品、カードのカラーコピー等)
・硬貨および現金
・その他、主催者が適切ではないと判断したもの

 下記のようなスリーブや道具については、使用を禁止する可能性があります。

・メッセージ性の強い道具。例として、政治や宗教に関する内容など。
・特定の作品やキャラクターや人物や団体などに対して、ネガティブな内容の道具。特に、文字が書かれているダブルスリーブやスリーブなど。

スリーブについて

 カードの保護や楽しむことを目的として、カードにスリーブを着けた状態でゲームできます。
 正規品のスリーブであれば、どの会社が製造したスリーブでも、OSICAで発売していない作品シリーズのスリーブでも使用可能です。

 スリーブを使用する場合、以下の注意事項に従って下さい。
 参加者は、使用するスリーブの状態を確認してからイベントへご参加下さい。

・非正規品(海賊版、版権未許諾品等)は使用できません。
・公序良俗に反するイラスト等のスリーブは使用できません。
・スリーブにスリーブを重ねる多重スリーブは3重までにして下さい。4重以上の多重スリーブは使用できません。
・スリーブによってデッキ内のカードが区別できないようにして下さい。
・スリーブの色、絵柄、状態が均質のものを使用して下さい。汚れや傷などで、均質性に問題のあるスリーブは使用できません。
・全てのカードを同じ向きでスリーブに入れて下さい。
・カードが見づらくなる、カードの情報が隠れるようなスリーブは使用できません。
・スリーブの中には、スリーブまたはデッキで使用するカードだけを入れて下さい。
・その他、主催者が適切ではないと判断したものは使用できません。

 下記のようなスリーブについては、使用を禁止する可能性があります。

・メッセージ性の強いスリーブ。例として、政治や宗教に関する内容など。
・特定の作品やキャラクターや人物や団体などに対して、ネガティブな内容のスリーブ。特に、文字が書かれているダブルスリーブやスリーブを使う場合はご注意下さい。

注意事項が守られていない場合、主催者からスリーブの交換、または使用の中止を命じられる場合があります。

推しキャラに使用するスリーブ・飾り付けについて

 推しキャラは、カードの保護や楽しむことに加え、デッキのカードと区別することを目的として、デッキのスリーブと異なるスリーブやローダーなどを着けた状態でゲームできます。
 スリーブやローダーなどを使用する場合、以下の注意事項に従って下さい。

・非正規品(海賊版、版権未許諾品等)は使用できません。
・公序良俗に反するイラスト等のスリーブ等は使用できません。
・推しキャラに着けるスリーブは、デッキに着けるスリーブと異なるスリーブを着けることができます。
・推しキャラに限り、ローダーで保護する、スリーブやローダーにシールやアクセサリー等で飾り付けることができます。ただし、カードが見づらい、サイズが過度に大きいなど、ゲームの妨げとなるような飾りつけはできません。
・カード自体に飾り付けを行うことはできません。スリーブやローダーに飾り付けて下さい。
・その他、主催者が適切ではないと判断したものは使用できません。

 注意事項が守られていない場合、主催者からスリーブや飾り付けの交換、または使用の中止を命じられる場合があります。

プレイマットについて

 カードの保護や楽しむことを目的として、机にプレイマットを敷いた状態でゲームできます。
 プレイマットを使用する場合、以下の注意事項に従ってください。

・非正規品(海賊版、版権未許諾品等)は使用できません。
・公序良俗に反するイラスト等のプレイマットは使用できません。
・大きなサイズのもの(縦300mm、横600mm、厚さ5mmを超えるもの)は、使用を禁止する場合があります。
・カードやスリーブや机を汚損する可能性があるプレイマットは使用できません。
・プレイマットに、カードを置くエリアの枠や文字が記載されているもの、特にOSICAではないゲーム用のプレイマットを使用する際は、ゲームの妨げとなるような使い方はできません。(例えば、カードを置く枠が横に5個並んでいるプレイマットを使用する際は、センターやライトやレフトの位置を明示しながらゲームをしなければなりません。)
・その他、主催者が適切ではないと判断したものは使用できません。

 注意事項が守られていない場合、主催者からプレイマットの交換、または使用の中止を命じられる場合があります。

その他の道具について

 プレイを円滑に進行することを目的として、リミットカード、サイコロ(ダイス)、おはじき(カウンター)、時計などの道具を使用しながらゲームできます。ただし、以下の注意事項に従ってください。

・ゲーム中にメモを取る行為、メモを取るための道具の使用はできません。
・硬貨および現金は使用できません。
・通信機器、または通信機能の使用はできません。ただし、スタッフへの連絡を目的とした通信機器の利用は可能です。

 注意事項が守られていない場合、主催者から道具の使用中止を命じられる場合があります。

配信テーブルでの道具の使用について

 イベントでは、配信テーブルが設置されることがあります。配信テーブルでは、対戦の様子をリアルタイムで配信する、動画を録画して後日公開する、などが行われます。
 配信テーブルでは、道具(プレイマットやリミットカードなど)の使用が制限される場合や、主催者が用意した道具を利用していただく場合があります。

大会について

 公式イベントおよび公認イベントで行われる、参加者同士でゲームを行うことを主な目的とした催しを「大会」と呼びます。公認イベントでは一つの大会が行われます。公式イベントでは、ルールや条件の異なる複数の大会が同時に行われることもあります。
 大会中、参加者は、使用するデッキおよび推しキャラを変更できません。
 公認イベントでは、どのような形式の大会も開催できます。判断に迷う場合はスイスドロー形式を推奨いたします。主催者は、イベントで行う大会の形式を事前に告知して下さい。

ゲーム形式

 「OSICA」での各ゲームにおける形式について記載します。
 参加者は、ゲーム形式を守り、大会を進行して下さい。

ゲーム構成

 1本先取(先に1勝した参加者の勝利)になります。

ゲーム時間

 主催者が特別に明示していない限り、1ゲームの時間は30分とします。

時間切れ

 時間切れとは、ゲームの決着がついていない状態でゲームの時間が終了した場合を意味します。
 時間切れの際は、以下の手順で勝敗を判定します。判定勝ちによる勝者は、スイスドローの勝ち点が2点となります。(通常勝利の勝ち点は3点です)
 主催者は、事前に「時間切れの際は引き分けとする」告知をしても構いません。その場合、勝敗の判定は行わず、引き分けとします。引き分けの勝ち点は0点として下さい。

(判定1)お互いのハートの枚数を比較し、枚数の多いプレイヤーを【判定勝ち】とします。同じ場合、判定2を行います。
(判定2)お互いのデッキの上のカードを1枚公開します。推しキャラと同じカードが公開されたプレイヤーを【判定勝ち】とします。
お互いに推しキャラと同じカードが公開された場合、判定2を最初からもう一度行います。
お互いに推しキャラではないカードが公開された場合、レベルの大きいカードが公開されたプレイヤーを【判定勝ち】とします。サポートやイベントのようにレベルの無いカードはレベル0として扱います。公開されたカードのレベルが同じ場合、判定2を最初からもう一度行います。
(判定3)判定2の結果、どちらかのデッキが0枚になった場合、無作為の方法で【判定勝ち】のプレイヤーを決定して下さい。

 時間切れの際、参加者同士が勝敗を決定してはいけません。ゲームの決着以外の方法で勝敗を決定する行為、勝敗の結果を偽る行為は不正行為として、主催者から大会の失格やイベントから退場を命じられることがあります。

投了について

 投了(参加者がゲーム中に自ら敗北を認め、ゲームを終了する行為)や合意による引き分けは認められていません。

 ゲームの決着以外の方法で勝敗を決定する行為、勝敗の結果を偽る行為、贈賄・収賄・賞品の分割などによって勝敗を決定する行為は不正行為として、主催者から大会の失格や退場を命じることがあります。

大会の形式

 大会には様々な形式があります。複数人の参加者が複数回のゲームを行い、勝敗を記録し、最終的な順位を決定することを主な目的とした形式が多くあります。また、順位や勝敗などを決めず、ゲームを行いながら交流することを主な目的とした形式もあります。

スイスドロー形式

 全ての参加者が規定された回数のゲームを行う方式です。
 参加者の人数によって、ゲーム回数が以下のように変化します。

参加者5~8人9~16人17~32人33~64人65~128人
ゲーム回数3回4回5回6回7回
※参加者が4名以下の場合、総当たり形式への変更を推奨します。

 主催者は、事前に告知することで、上記のゲーム回数を増減しても構いません。
 この形式のオプションとして、主催者は、「全勝者が1名以下になった時点で大会を終了する」ことを選択できます。
 

 主催者は、参加者ごとに、累計の勝敗と「勝ち点」を記録します。

 ゲームに勝利した参加者の勝ち点は3点、判定勝ちは2点、引き分けまたは敗北は0点です。

主催者は、ゲームごとに、ゲームをする参加者2人の組み合わせを決定します。
1ゲーム目は全参加者をランダムに組み合わせます。
2ゲーム目以降は、以下の手順によって組み合わせます。

・優先手順1.この大会で一度ゲーム済の組み合わせは、再度組み合わせない。
・優先手順2.参加者が奇数の場合、この大会でまだ不戦勝になっていない参加者のうち、累計勝ち点が最も低い参加者の中からランダムに1名選び、不戦勝にする。
・手順3.累計勝ち点が最も多い参加者の中で、ランダムに組み合わせる。
・手順4.累計勝ち点が最も多い参加者が奇数の場合、余った1人と、累計勝ち点が次に多い参加者の中からランダムに1人選び、組み合わせる。

手順3と4を繰り返すと、累計勝ち点が多い参加者から順に組み合わせが決定され、徐々に勝ち点が少ない参加者へ移行し、最終的に全ての参加者の組み合わせが決定されます。

既定のゲーム回数を終えたら、大会は終了です。

大会の順位は、以下のルールにより決定します。
1)累計勝ち点の多い参加者を上位とします。
2)累計勝ち点が同点の場合、「オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ」が高い参加者を上位とします。
3)「オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ」が同じ場合、「オポネント・オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ」が高い参加者を上位とします。
4)「オポネント・オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ」が同じ場合、同じ順位とするか、主催者が無作為な方法で順位を決定します。

 主催者は、事前に、上記の順位決定ルールの変更を告知をしても構いません。ただし、全ての参加者に公平な方法にして下さい。

「オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ」…対戦相手の勝率の平均です。ただし、勝率が50%未満の場合は50%として扱います。
「オポネント・オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ」…対戦相手のオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージの平均です。

ダブルエリミネーション形式

 スイスドロー形式に特別なルールを追加した形式です。

 参加者は、2敗した時点で、次のゲームに参加できなくなります。つまり3ゲーム目以降は参加者がどんどん減っていきます。最後まで勝ち残った参加者が優勝です。引き分けは敗北と同様に扱います。

 「最後まで勝ち残った参加者が優勝」とする場合と、「スイスドロー形式と同じゲーム回数を実施した時点で終了」とする場合があります。

シングルエリミネーション形式(トーナメント形式)

 勝ち残り式の大会形式です。勝利した参加者のみが次のゲームを行い、最後まで勝ち残った参加者が優勝です。ゲームの組み合わせは、「スイスドロー形式と同じようにゲームごとに決定する」または「トーナメント表を作成する」ことで決定します。

総当たり形式

 全ての参加者が各参加者と1回ずつゲームを行う方式です。
 参加者の人数によって、ゲーム回数が以下のように変化します。

参加者2人3~4人5~6人
ゲーム回数1回3回5回
※参加者が7名以上の場合、スイスドロー形式など他の大会形式への変更を推奨します。

ゲーム数固定形式

 スイスドロー形式で、参加者の人数に関係なくゲーム回数を決定する形式です。
 全勝者が1名以下になった場合も、既定のゲーム回数を終えるまで、大会を続行します。
 既定のゲーム回数を終えたら、全勝者が2名以上いる場合でも、大会を終了します。

フリーマッチング形式

 順位や勝敗などを決めない形式です。

 主催者は、大会の開始時間と終了時間を定めます。参加者は、時間内の自由なタイミングで、主催者にゲームする意思を伝え、待機します。参加者がもう1人来たら、その2人でゲームを行います。ゲームが終了したら、それぞれの参加者は再び待機するか、しないかを選択します。2人が待機する場合、次に来た参加者と待機のうち1人を組み合わせます。

 この形式に限り、大会中であっても、ゲームごとにデッキを変えることができます。

その他

 主催者は、上記形式の一部を変更した形式、上記以外の大会形式、上記形式を組み合わせた形式(例えば、スイスドロー形式で予選を行い、上位8名でシングルエリミネーション形式の決勝を行う)など、どのような形式の大会も開催できます。ただし、全ての参加者が平等である必要があります。

 1回もゲームを行わない形式は、大会として認められません。
 ゲームのルールや使用するカードやデッキなどに特別の変更や制限がある形式は、大会として認められない場合があります。
 参加者の属性によって参加を制限する形式は、大会として認められない場合があります。

ゲームの円滑な進行について(2023/10/20更新)

ゲーム中、お互いのプレイヤーは、ゲームを円滑に進行するよう心掛けて下さい。

デッキの中にあるカードを探す行為

「デッキの中にあるカードを探す」効果を実施する際は、以下の基準を目安にして下さい。
・デッキを見る時間を10秒程度にする。
・デッキを見る前に探すカードを決めてから、デッキの中を見る。

 デッキを見る効果は、「デッキの中のカードを全てカウントして判断するために無制限に時間を消費してよい」効果ではありません。10秒程度を目安とした短時間であれば、ゲームの円滑な進行を妨げていないと判断し、問題ありません。

フロアルールの更新について

 このフロアルールは、2023年10月20日時点のものです。
 フロアルールは、予告なく更新・追加・削除されることがあります。

2023年10月20日 ゲームの円滑な進行について更新
2023年6月9日 時間切れ、スイスドロー形式の順位決定方法について更新
2023年1月8日 道具、スリーブについて更新
2022年9月25日 公開